介護の仕事をしていく上で体力は必須とも言えます。もともと体力があって体力的な限界を感じないということであればいいのですが、長く続けていくためには体力を付ける必要があります。
まず基本として、しっかりと食べて十分睡眠を取るようにしましょう。体を動かす介護士の業務では、一般的な仕事よりも消費カロリーが多くなりますので、エネルギーを十分に取っていないと体力の消耗がより早くなってしまいます。また、睡眠をきちんと取って体力を回復させることも重要です。
こうした生活習慣に加えて、筋トレをして体力を付けていきましょう。介護士の仕事をしているだけで力を使うので、さらに運動をするのは嫌と思うかもしれませんが、筋トレをすることでずっと仕事が楽になるはずです。具体的にはスクワットがおすすめです。足を肩幅くらいに広げた体勢で、しゃがんで立ち上げるという動作をします。この際、しゃがんだ時に膝があまり前に出ないようにして、お尻を落とすイメージで行うと効果が出やすいです。足腰と共に腹筋を鍛えることができるトレーニングです。ベッド周りや車いすの方のケアで使う筋肉を強くできるので、介護士にはぴったりです。
プランクもおすすめのメニューです。うつ伏せの状態になってから、肘を直角に曲げて爪先と腕で体を支えて、その姿勢をキープします。体幹や腹筋、背筋などを鍛えることができます。バランス感覚が養われますし、重い物を支える動作で使う筋肉を鍛えることができます。